アウトドア シューズの種類と特徴

● 登山靴
登山は、普通は平坦でならされた道ではなく、表面が不規則、不安定で、しかも傾斜のある場所を、重い荷物を担いで歩くものである。そのため、普通の靴ではすぐに壊れるし、靴底は滑るし、足の裏は痛くなり、また足首をひねることが多い。登山靴は、これらの問題を起こりにくくするために作られたものである。
普通の靴との違いは以下の通り。なお、これは旧式の一般的登山靴である。
靴底の刻みが深く大きい。一般のタイヤとオフロード用のタイヤの差である。
靴底が厚くて硬い。凹凸の多い地面で足裏を痛めないためである。
全体に分厚い素材で作られている。これも足を痛めないための措置。石ころが転がり落ちてきて当たっても、少しは大丈夫。
足首までを覆うようになっている。急傾斜を歩くと、足首に負担がかかるので、これを防ぐ。
これらの結果として、このような靴は非常に重くなる。素材が革しかなかった時代には、Kg単位の重さがあった。これは必ずしも悪いことではなく、特に重い荷物をかつぐ場合には、足が振り子の要領で振り出せ、むしろ歩きやすい側面もあった。しかし重ければよいわけではないし、荷物が少ないときには軽いに越したことはない。軽登山用には布製のキャラバンシューズというのがあった。しかしその後次第に様々な合成素材が開発され、登山靴の種類も増えていった。
● 登山靴の種類
● 重登山靴 :
あらゆる状況に対応出来るように作られた登山靴。重量物を背負って歩くのに向いており、極めて分厚く頑丈な素材や靴底で、非常に厳しい岩場でも問題なく歩行でき、足首の保護もほぼ完全である。反面重量も相当なものとなる。またその強固さから普通の道を歩く際は足にかなりの負担がかかる。後述のプラスチックブーツの一部もここへ含められる。
● トレッキングシューズ、軽登山靴 :
無雪期に軽い荷物で歩くのに向いた靴で、底が軟らかくて軽い。履き口が高く足首まで保護されている方が、足首を捻りにくく、傷めてしまったときの影響が少ない。

● レギュラー登山靴 :
テント山行など重い荷物を負っての山行や、軽い雪山に向く。中底が厚くて固く革が厚いので、荷重に耐え、防寒性と防水性が高く、雪山でのキックステップやアイゼン装着に向いている。他に冬用の登山靴もある。

● プラスチックブーツ :
スキー靴でよく見られるようなプラスチック製の登山靴。皮製の重登山靴に比べ保温性が高く、高所登山に向く。湿った雪の多い日本では防水性の観点から快適。スキー兼用靴もプラスチックブーツが多い。

● クライミングシューズ :
フリークライミング、岩登り用。足にぴったりで、摩擦が強く、細かいホールドを利用することができる。
渓流シューズ - 釣りや沢登り用で、濡れた岩でも滑りにくい。